海外投資家はESG達成度で、Jリートを選んでいる!

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JリートでもESGへの取り組みが盛んになり、資産運用報告などでも「●●認証を取得しました」との報告が増えました。

なぜJリートもこんなにESGへの取り組みを加速させているのか、という背景がよくわかる記事が日経新聞2021年8月17日に掲載されてました。簡単に内容をご紹介します。

まずはESGとはなにか?

E(環境)、S(社会)、G(企業統治)のことです。地球温暖化防止に寄与するなど、「持続可能な社会の発展に貢献する取り組み」です。

記事によると、Jリートが日本の不動産の脱炭素を牽引しているそうです。Jリートの環境認証の取得割合は、延床面積での割合が半数を超え、省電力化への改修も進んでいるそうです。

これらの動きは、海外投資家は「リートがどの程度のESG対策をしているか?」で投資先を決定しているから。

例えば、環境への対応の整備や目標達成度合い等について5段階で分類している国際的な評価基準「GRESB」があります。そのランクが高いJリートほど、海外投資家の比率が高いそうです。

ちなみに、リートは一般企業に比べて、ESG対応がしやすいそうです。なぜなら、リートが所有権を全部を持つ物件が多いので、物件をまとめて省電力化できるからです。例えば、広い物流施設の屋上に太陽光パネルを設置し、その施設で使用する電力の一部に当てるなどの取組みです。

また、リートの投資法人債(社債のようなもの)も、資金使途を「環境問題や社会問題の解決に限る」といったタイプの債券発行が多くなっているそうです。そのようなESG債の場合、社会的意義のある投資を求められるような年金運営団体や学校法人などにとって、利回りが高い事も合わせてリートのESG債を購入しやすい要因になっているようです。

今までは、リートがESG対策に熱心に取り組む理由は「PR的な要因から」と思っていましたが、海外投資家や公共性の高い年金団体等からの人気を上げる、という実利的な意味が大きいということがわかりました。

つまり今後も、ESG対策に熱心に取組むJリートほど、人気が高まるという傾向は続きそうですね!

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